英検準一級リーディングの難易度と合格するために何点必要か?
まずは英検準一級リーディングでどのくらいの点数を取れば良いのか、
また各パートにてどのくらいの点数を取れば良いのかをお伝えしていきます。
大問1 | 設問数 | 難易度 | 目標点 | 合格ライン |
---|---|---|---|---|
Part1 | 25 | 中 | 22 | 17 |
Part2 | 6 | 高 | 4 | 3 |
Part3 | 10 | 低 | 9 | 6 |
全体 | 41 | 35/41 85% | 26/41 63% |
英検準一級リーディングの合格点はどれくらいか
英検の合格点はCSEスコアによって決まります。
リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングそれぞれ大問数が違うので、
単純な正解数では比べられません。
リーディングのの場合は日本人の場合多くが得意としている部分なので、ここで点数を稼いでおきたいところです。
26点で63%程度が合格水準となります。
大学受験生の場合はもう少し取ることを目標にして、85%を目標にすると良いでしょう。
所属の属性によっても英検準一級リーディングの合格点の目標は変わってくる
英検というと昔から、中学生、高校生がうけるイメージが強いと思いますが、
英検準1級というと、英語の検定の最高峰への道になってくるため
その目的は様々です。
大学受験生の場合
近年は大学受験で使う!という人が多いのですが、
その場合はリーディングの得点を重視していくと良いでしょう。
大学受験となると、
英語の実力を上げるため!というよりは、大学受験のため・・という
割と近視眼的な目標になってしまいます。
そのため、最短ルートで合格することを考えると、
その後の一般入試のことも考えると、、リーディングで高得点を目指して、受験に臨んでください。
英語の学力を伸ばしたい場合
英検を使って、英語の学力を伸ばしていきたい!となると、リスニングを重点的に勉強すると良いでしょう。
他の検定でもそうですが、リスニング能力を伸ばすのが一番大変です。
ですが、リスニング能力を上げることで得られる相乗効果は大きいです。
たとえば・・
リスニング能力が身につけられるとリーディングのスピード、スピーキングの発音など
め
– 大学受験生の場合▶︎リーディング重視
– その他の場合▶︎リスニング重視
英検準一級リーディングの各設問ごとの特徴と対策
それでは、ここから各設問ごとの特徴とそれぞれ対策をどのようにしていけば良いのかをお伝えしていきます。
Part1特徴と対策
Part1は単語の問題です。
ここで点数を取るためには、単語を覚えることが、できるかが重要です。
当たり前のことですね笑
こちらのブログ記事で効果的にすぐに覚えることができて、
絶対に忘れない単語の覚え方を記載していますのでご確認ください。
基本は単語を覚えてもらえれば、大丈夫です。
ですが、、、
単に単語を選ぶだけではありません。
文脈から選ぶ形式となっていますので、文章を始めから読んで答えるようにしてください。
TOEICと異なり、文法問題ではないので、 品詞は全部同じなので、意味から正しいものを推測してください。
Part1対策
この問題で重要なのは、わからない問題はなやまずすぐに進むことです。
試験中は考えてもわからない問題で悩んでいても答えはでません。
選択肢を見て、一つもわからないという場合は、悩まず飛ばしましょう!
このセクションをクリアする上でおすすめの教材は、パス単で覚えて、最後のチェックでジャパンタイムズの単語の問題集を使ってチェックをすると良いでしょう。
他のセクションで余裕のある人は・・
余裕のある人は、接頭辞、接尾辞を覚えておくと良いでしょう。
英検準一級ともなると結構難しい単語も出題されます。
語源がわかると、単語のイメージが類推しやすいのです。
早めから対策ができる人は是非やってみてください。
Part2の特徴と対策
続いてリーディングの中では最難関の空欄補充に入りましょう。
空欄補充問題は苦手な人が多い設問となっています。
まずはじめに、英語検定の長文問題の特徴であるタイトルが書いてあるというのは見逃してはいけません。
試験において読解の前に読むことは、読む時間の省略になるので速読+速解につながりますので、焦るあまり見逃さないようにしてください。
また、英検特有の空欄補充の問題の特徴としては、根拠は内容から論理的に出していきます。
というのも、大学受験での英語の出題は文法から導出することも多いのですが、
英検の場合は内容面からのみで答えを出していきます。
この点は注意しておきましょう。
英検は文法を理解していなくても結構解けてしまうのは、このおかげなのです。
とはいっても、 文法を疎かにしていいというわけではありませんよ!
Part2の対策
それでは、着眼点を見ていきましょう。まずは問題をみてください。
オレンジ色の部分が設問を解く上で気にすべき点です。
– 意識すること
– 因果関係論の発展の仕方
-定冠詞
-代名詞での文章のつながり
-文頭の副詞を使ったつながり
ですが、初めからこのような点を意識して読んでいくのは難しいです。
このような読み方にまだ読み慣れていない人は、
まずは ディスコースマーカーと空欄の前後に着目してください。
それだけでも、正答率は大きく変わります。
フィーリングだけで何となく文章を読んでいた人は、まずは文章の論旨とい雨ものがある!ということを知った方が良いでしょう。
Part3の特徴と対策
続いて、Part3に取り組みましょう。
このパートは長文の内容一致になります。
単純にいうのであれば、この設問では、
だけです。
しかも、英検の場合は各パラグラフに一つの設問となっているので探すのは比較的楽です。
※明示されているわけではないので、今後変わる可能性はあります。
Part3の対策
問題文を見ていきましょう。
先ほどもお伝えした通りパラグラフごとに設問があるのでパラグラフごとにみていきましょう。
まずは設問からです。設問にあるキーワードをみてみましょう。
キーワードというのは選択肢内にある内容語にあたります。
※内容語については、下記の記事で詳しく説明しているのでご確認ください。
本文についての着眼点は空欄補充とにていますが、キーワードを探していくので、
探す点としては本文内の副詞が文頭にきている文章に着眼すると良いでしょう。
言い換え表現に気づくには?
本文内と選択肢では巧妙に言い換えがされています。
そりゃ同じ単語をそのまま使っていたら誰でも答えがわかってしまいますからね。
この言い換えに気づくには、語彙力と構文把握力が重要になってきます。
英検準一級リーディングで合格点を取るための考え方と勉強法
続いて、英検準一級リーディングで合格点を取るための考え方を見ていきましょう。
まずは単語から取り組む
順番として一番最初に行うのは、単語を覚える!という順序の人が多いでしょう。
単語を覚えるのはパス単を使うと良いでしょう。
パス単以外でも色々と出ていますが、、吟味が大変なのでパス単で問題ありません。
具体抽象の展開の仕方
続いて英語の長文を読む上で一番重要なことですが、読む上で抽象→具体の展開に慣れてください。
そのため、この論法がわからないと、どこが重要なのか?というのがわからなくなってしまいます。
学校英語だと英語の授業=和訳!ということが多いのですが、それだけだと難関大学の合格は不可能です。
具体的に英文で見て行きましょう。
まずは先ほど紹介した英文の1パラグラフを見てみましょう。
1文目を見てください。
Uncontacted Tribes are とは、、、と定義を説明しています。
この一文が二文目では、より具体化した民族の説明となっていますね。
このパラグラフの場合はあとはこの民族を具体的にどのような民族なのかを説明しているだけです。
英文上での対比構造を理解する
英文には、対比構造というのものがあります。
対比の仕方もいろいろありますが、代表的にわかりやすいのは下記のような構造でしょう。
- 時制での対比
- whileなど接続詞を使った対比
(過去、現在)、(過去、完了)での対比というのはよくあります。
それぞれその時制が何を意識しているのかを理解、考えながら読むと良いでしょう。
時制の転換には必ず意味がありますので。
一方でwhileなどの接続詞を使った対比についても気をつけていきましょう。
一見わかりやすいのですが、その意味合いを考えずに対比だ!と思っているだけではいつまで経っても、
文章の力点部分を理解することはできません。
文章のつながりに注意
文章のつながりというのは結論から言えば、こういうことです。
指示代名詞、定冠詞というのは必ず使うべき理由が存在しています。
その理由を考えずに無視をして、フィーリングで文章を読んでいても一向に理解ができるようになりません。
ですので、必ず代名詞、定冠詞がきた場合はなぜついているのか?、何を指しているのか?を明確にして読み進めましょう。
速読速読!と早く読むことばかりに気が散ってこのような基本的なことができないと文章の内容が理解できません。
慣れないうちは、ゆっくりでもいいので何を指しているのかを考えながら、読んでいきましょう。
主張がくる部分への意識を向ける
続いて、主張が来る部分への意識を向け方をどのようにするのかを見て行きましょう。
主張がわかると、内容一致や空欄補充は解きやすくなります。
なぜなら、
からです。
具体的に助動詞、相対形容詞には着目していきましょう。
ここは大事なので、詳しく見て行きましょう。
助動詞は単なる動詞を助ける単語ではない!
助動詞というと、単に動詞を助ける!というくらいにしか理解していない人が多いのですが、
そのような理解ですと確実に足元をすくわれてしまいます。
助動詞は、筆者の感情を表現する部分で、
文章を客観的な事実から主観的な文章に持ってくるための大事な言葉なのです。
He plays soccer.と He will soccerを考えてみましょう。
日本語にすると、彼はサッカーをする。
彼はサッカーをするだろうとほとんど変わりませんが、、、
英語の思考で考えると、この二文は主観と客観で明確に分けられて全く異なるのです。
相対形容詞に着目!
続いて、相対形容詞を考えてみましょう。
相対形容詞というのは、 人によって異なることを比較のコントラストを表します。
具体的にはimportantだとか、usefulだとかです。
このような品詞はなぜimportant なのか?、usefulなのか?ということに対して疑問符のつく形容詞ですので、
英語においては説明が必要になってきます。
つまり、そこを筆者の主張の起点として主張が始まるのです。
– 助動詞の役割
– 相対形容詞
– important
– necessary
– useful
## リーディングは正攻法で!
英語のリーディングができるようになりたいのであれば、本質的な勉強をしていく必要があります。
単に単語を覚えて、流し読みをしているだけではいつまで経ってもできるようにはならないことに注意してください。
英検準一級のリスニングの勉強法についてはこちらから確認してください。
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